交通事故による怪我で入通院した際、医師に謝礼金を渡したのですが、その費用を加害者側に支払ってもらうことはできますか?

最終更新日 2015年 09月29日
執筆:みらい総合法律事務所 弁護士 谷原誠

交通事故における医師への謝礼金の問題について、弁護士が解説します。

交通事故の被害に遭い、その怪我で入通院した際の医師への謝礼については、社会通念上相当なものであれば、損害として認められる可能性があります。

裁判例をみると、治療内容や期間など、個別の事案を考慮して、社会通念上相当な金額を決めている傾向にあります。

たとえば、東京地裁平成7年7月27日判決では、被害者が急性硬膜外血腫で後遺障害等級1級であり、手術を行った医師9人に対し計150万円の謝礼を支払った事案において、医師一人につき5万円、計45万円について損害として認められています。

また、さいたま地裁平成21年2月25日判決では、緊急搬送先で頭部の手術を行った医師に対し、30万円の謝礼を支払った事案において、手術の結果やその後の治療経過等を考慮して30万円全額が損害として認められています。

以上、交通事故の治療で医師に謝礼金を渡した場合の問題について、弁護士が解説しました。

謝礼金の問題で争いになった時は、弁護士にご相談ください。