後遺障害と死亡事故に特化。交通事故賠償に詳しい弁護士が解説。

【慰謝料】大切にしていたペットの犬を交通事故により亡くしてしまった場合、加害者に慰謝料を請求することができますか?<弁護士解説>

最終更新日 2019年 11月26日
監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所 代表社員 弁護士 谷原誠 監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所
代表社員 弁護士 谷原誠

交通事故におけるペットの損害について、弁護士が解説します。

ペットは、民法上は「物」として扱われますので、ペットが死亡した場合でも物損という扱いになります。物損の場合は、原則として慰謝料は認められません。

したがって、ペットが死亡した場合でも、物損として当該ペットの一般的な購入価格相当額は損害として認められますが、慰謝料は認められないのが原則です。

しかし、現代社会において、ペットを飼う人は多く、飼い主にとっては、ペットは単なる物ではなく家族同然である、という考えの方も多いでしょう。ですので、交通事故によりペットを亡くしてしまった場合の飼い主の精神的苦痛は大きいものと考えられます。

したがって、ペットが死亡した場合の慰謝料を例外的に認めている下記裁判例もあります。

また、死亡事案ではありませんが、ペットのラブラドールレトリバーが腰椎圧迫骨折の傷害を負い、後肢麻痺、排尿障害の後遺症が残った事案について、飼い主夫婦に計40万円の慰謝料を認めた事例もあります。(名古屋高裁平成20年9月23日判決)

ただし、上記は例外的な事例であり、また、認められたとしても慰謝料額は5万円~10万円程度と、人間の場合に比してかなり低い金額であるのが現状です。

以上、交通事故におけるペットの死亡による損害について、弁護士が解説しました。

交通事故でペットが死亡し、その損害についてトラブルになった時は、弁護士にご相談ください。

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