交通事故により、骨折の傷害を負い、腸骨移植術によって治癒し、後遺障害は変形障害で後遺障害等級12級が認定された場合、労働に影響がない場合は、逸失利益は認められませんか?

最終更新日 2014年 01月29日
監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所 代表社員 弁護士 谷原誠 監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所
代表社員 弁護士 谷原誠

後遺障害逸失利益とは、交通事故により後遺障害を負ったことにより、労働に支障が生じて収入が減少するために失われる利益のことです。

ですので、労働にまったく影響がない場合には、収入の減少もないため、原則として逸失利益は認められないと考えます。

後遺障害等級12級が認定された場合の労働能力喪失率は14%とされていますが、上述のように、腸骨移植術による治療によって変形障害が残存し後遺障害等級12級が認定されたとしても、労働に影響がまったくない場合には、逸失利益は認められない可能性があります。

ただし、労働になんらかの影響があるという場合には、その内容を具体的に主張立証していけば、12級に相当する14%の労働能力喪失までは認められないとしても、ある程度の労働能力の減少が認められ、逸失利益が認められる可能性も考えられます。

あるいは、逸失利益は認められないとしても、交通事故による傷害によって、自分の骨を採取し、変形障害という障害を負ったことに対する精神的・肉体的苦痛に対し、慰謝料の増額を請求する、という方法もあると思います。

無料相談対象(取扱事案)について
  • 後遺症編
  • 死亡事故編