交通事故で遷延性意識障害、4肢麻痺等により後遺障害等級1級が残った事案

交通事故で遷延性意識障害により後遺障害等級1級が認定された事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成19年5月30日判決(交通事故民事裁判例集40巻・3号・720頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級1級

【損害額合計】
264,778,615円

【慰謝料額】
合計36,000,000円
後遺症慰謝料の本人分として、30,000,000円
近親者2名(被害者の両親)に各3,000,000円

【交通事故の概要】
平成11年12月30日午後10時19分ころ、東京都世田谷区内の青信号横断歩道を被害者が自転車で横断中、信号無視の加害者の普通貨物車に衝突した。被害者は、右急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折、脳挫傷等の傷害を負い、平成12年11月3日に症状固定した。被害者には、遷延性意識障害、4肢麻痺等の後遺障害が残った。
被害者は、交通事故当時21歳の女子大学生である。
原告は、被害者、被害者の両親である。
原告らが弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 28,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、36,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の後遺障害が、遷延性意識障害、4肢麻痺等の重篤なものであり、常時介護が必要な状態にあること。
②交通事故の原因が加害者の信号無視によるものであること。
③被害者の両親にとって、被害者の死亡に比肩するような精神的苦痛を受けたということができること。

以上、21歳の女子大生が、交通事故で遷延性意識障害により後遺障害等級1級が認定された事案で、慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説しました。

交通事故で遷延性意識障害の後遺症が残った時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士