交通事故で、四肢麻痺、遷延性意識障害で寝たきりの状態になり、後遺障害等級1級1号に認定された事案

交通事故で、四肢麻痺、遷延性意識障害で寝たきりの状態になった事案で、慰謝料が増額された判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

名古屋高裁平成18年6月8日判決(自動車保険ジャーナル第1681号・2)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級1級1号

【損害額合計】
280,992,786円

【慰謝料額】
合計38,000,000円
後遺症慰謝料の本人分として、30,000,000円
近親者2名(被害者の両親)に各4,000,000円

【交通事故の概要】
平成14年8月2日午前8時43分ころ、岐阜市内の交差点付近を被害者が自転車で横断中、左折してきた加害者の乗用車に衝突され、急性硬膜下血腫、脳挫傷、脳幹出血等の傷害を負い、平成15年4月30日に症状固定した。被害者は四肢麻痺、遷延性意識障害で寝たきりの状態になり、後遺障害等級1級1号に認定された。
被害者は、交通事故当時17歳の男子高校生である。
原告は、被害者、被害者の両親である。
原告らが弁護士に依頼し、弁護士が原告らの代理人として提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 28,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、38,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の障害が、後遺障害等級の中でも最も重い遷延性意識障害(いわゆる植物状態)であること、また、被害者が事故17歳の若年であったこと。
②両親は、子である被害者が遷延性意識障害という死にも比肩すべき重篤な後遺障害を負い、かつ、将来にわたってその介護に当たることを余儀なくされていること。

以上、17歳男性が交通事故により、四肢麻痺、遷延性意識障害等により後遺障害等級1級が認定された事案について、弁護士が解説しました。

交通事故で後遺障害等級1級が認定された時は、すぐに弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士