交通事故で右片麻痺、右感覚障害、高次脳機能障害、尿失禁などの症状が残り、後遺障害等級表1級1号に認定された

交通事故で右片麻痺等の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判決を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成22年10月27日判決(交通事故民事裁判例集43巻・5号・1336頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級1級1号

【損害額合計】
255,984,413円

【慰謝料額】
合計37,000,000円
後遺症慰謝料の本人分として、30,000,000円
被害者の妻に3,000,000円
被害者の子2人に各2,000,000円

【交通事故の概要】
平成19年10月12日午前3時02分頃、被害者が東京都墨田区内の青信号交差点を自動二輪車で直進中、加害者の乗用車が信号無視で進入してきて衝突した。被害者は、脳挫傷の傷害を負い、平成20年8月11日に症状固定した。被害者には、右片麻痺、右感覚障害、高次脳機能障害(脱抑制、記憶障害、失語、遂行機能障害、集中力低下、若年性認知症状態)、尿失禁ありなどの症状が残り、後遺障害等級表1級1号に認定された。
被害者は、交通事故当時45歳の男性で、タクシー運転手である。
原告は、被害者の妻、被害者の長女、被害者の次女である。
原告らは弁護士に依頼し、弁護士が原告らの代理人として提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 28,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、37,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の後遺障害による症状の程度が重いこと。
②被害者が一家の主柱であったこと。
③交通事故の原因が加害者の赤信号無視であり、被害者にまったく責任はないこと。

以上、交通事故で、右片麻痺、右感覚障害、高次脳機能障害、尿失禁などの後遺症により、後遺障害等級1級が認定された事案について、弁護士が解説しました。

高次脳機能障害等で後遺障害等級1級が認定された場合は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士