交通事故で脳損傷による記憶力、集中力、自発性の低下、社会適応性、性格障害等の高次脳機能障害の症状が残り、後遺障害等級2級3号に認定された事案

交通事故で高次脳障害の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

大阪地裁平成19年6月20日判決(自動車保険ジャーナル・第1705号・7)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級2級3号

【損害額合計】
218,414,123円

【慰謝料額】
合計28,000,000円
後遺症慰謝料の本人分として、26,000,000円
近親者(被害者の母)に2,000,000円

【交通事故の概要】
平成12年10月22日午前2時15分ころ、大阪市城東区内の片側1車線追越禁止道路の西行車線を、友人の自転車に引き続き東方へ進行していた被害者の自転車に、道を間違えたと思い首を左に振って後方を脇見しながら東行車線から対向車線である西行車線に進入してきた加害者の乗用車が衝突した。被害者は、外傷性脳内出血、脳挫傷、頭蓋骨々折、急性硬膜外血腫、右腎損傷、腰椎骨折の傷害を負い、平成14年6月4日に症状固定した。被害者には、脳損傷による記憶力、集中力、自発性の低下、社会適応性、性格障害等の高次脳機能障害の症状が残り、後遺障害等級2級3号に認定された。
被害者は、交通事故当時18歳の男子専門学校生で、アルバイトをしていた。
原告は、被害者、被害者の母である。
原告らが弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 23,700,000円)

本件j交通事故では、以下の事情から、合計で、28,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①交通事故が、脇見運転という加害者の一方的過失によって発生したものであること。
②被害者の母は、被害者の介護をする過程において、精神的に不安定になった時期もあったことなど。

以上、18歳の男子専門学校生が交通事故で高次脳機能障害により、後遺障害等級2級が認定された事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説しました。

交通事故の高次脳機能障害でお悩みの方は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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