交通事故で、高次脳機能障害で5級2号、複視で14級相当、併合して後遺障害等級併合5級に認定された事案

交通事故で、高次脳機能障害等で慰謝料を増額した判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

名古屋地裁平成19年12月7日判決(交通事故民事裁判例集40巻・6号・1578頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合5級

【損害額合計】
53,703,169円

【慰謝料額】
15,000,000円

【交通事故の概要】
平成15年9月26日午前9時20分ころ、被害者が愛知県春日井市内の片側2車線道路路側帯に同乗していた故障車両を駐車し点検中、故障の連絡を受けて点検するために現場にきた普通乗用車を故障車両の後方に駐車していたところ、後方から走行してきた加害者の大型貨物自動車が普通乗用車に衝突したため、前方に押し出された普通乗用車が、被害者に衝突した。被害者は、脳挫傷、外傷性クモ膜下出血、頭蓋骨骨折、右肩・右肘・右膝挫創、頸椎捻挫、骨盤打撲、上部消化管出血、右眼球打撲、両眼底異常等の傷害を負い、平成16年11月18日に症状固定した。被害者の後遺障害は、高次脳機能障害で5級2号、複視で14級相当、併合して後遺障害等級併合5級に認定された。
被害者は、交通事故当時55歳の男性で、会社員である。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 14,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、15,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の後遺障害の程度が、顕著な認知障害と人格変化が生じ、外出の際などに他者による随時の付添、看視、声かけ等が必要であると認められるものであり、後見開始の審判を受けるなど、被害者が精神的、肉体的に極めて甚大な苦痛を被ったものと認められることなど。

以上、交通事故で高次脳機能障害などで併合5級が認定された判例について、弁護士が解説しました。

交通事故の高次脳機能障害で争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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