交通事故で、左下腿の神経症状で14級10号、顔面外傷後瘢痕について外貌醜状で7級12号(鼻軟骨の欠損、知覚異常の神経症状を含む)、これらを併合して後遺障害等級併合7級に認定された事案

交通事故で外貌醜状等の後遺障害を残した事案で、慰謝料を増額した判例を、弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

長崎地裁大村支部平成17年10月28日判決(交通事故民事裁判例集38巻・5号・1493頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合7級

【損害額合計】
48,369,701円

【慰謝料額】
11,000,000円

【交通事故の概要】
平成7年11月26日午後7時51分ころ、長崎県佐世保市内の交差点を、被害者が自転車で青信号で横断中、右折してきた加害者の普通乗用自動車に衝突した。被害者は、左下腿骨折、顔面外傷後瘢痕、知覚異常等の傷害を負い、左下腿骨折については平成11年6月22日、顔面外傷後瘢痕については平成13年6月18日に症状固定した。被害者の後遺障害は、左下腿の神経症状で14級10号、顔面外傷後瘢痕について外貌醜状で7級12号(鼻軟骨の欠損、知覚異常の神経症状を含む)、これらを併合して後遺障害等級併合7級に認定された。
被害者は、交通事故当時22歳の女性で、海上自衛官(三等海曹)である。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が被害者の代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 10,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、11,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者には、後遺障害等級で認定された鼻から頬部にかけての約80mm、幅約2mmの白色脱色と線状痕のほかに、後遺障害の等級認定では触れられていない眉中央下から鼻中央へかけての長さ約20mmの傷痕と、左眉右側に長さ約30mmの傷痕が残っていること。
②被害者が海上自衛隊への入隊当初から強く希望していた乗船勤務が事実上不可能となっていること。

以上、22歳の自衛官が、外貌醜状等の後遺症により、後遺障害等級併合7級に認定された事案を、弁護士が解説しました。

外貌醜状等の後遺障害が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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