後遺障害と死亡事故に特化。交通事故賠償に詳しい弁護士が解説。

交通事故による右膝関節機能障害で10級11号、右足関節機能障害で12級7号、これを併合して右下肢機能障害として9級相当、右下肢醜状障害で12級相当、これらすべてを併合して後遺障害等級併合8級に認定された事案

最終更新日 2015年 03月06日
監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所 代表社員 弁護士 谷原誠 監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所
代表社員 弁護士 谷原誠

交通事故で右膝関節機能障害等の後遺症を残した事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成14年3月22日判決(交通事故民事裁判例集35巻・2号・385頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合8級

【損害額合計】
67,942,248円

【慰謝料額】
9,500,000円

【交通事故の概要】
平成4年4月29日午前10時50分ころ、東京都練馬区内を被害者が自動2輪車で進行中、後退して道路進入してきた加害者Zの乗用車との衝突を避けて対向車線に進入してきた加害者Yの乗用車に衝突された。被害者は、右大腿骨開放性骨折、右脛骨高原骨折(開放性)、右膝ACL(前十字靱帯)・PCL(後十字靱帯)断裂、右膝腸脛靭帯断裂、右膝関節襄損傷、右脛骨腓骨解放性骨折等の傷害を負い、平成10年4月7日に症状固定した。被害者の後遺障害は、右膝関節機能障害で10級11号、右足関節機能障害で12級7号、これを併合して右下肢機能障害として9級相当、右下肢醜状障害で12級相当、これらすべてを併合して後遺障害等級併合8級に認定された。
被害者は、交通事故当時44歳の主婦で、家事を行うほか、販売業やタイプ・原稿手書き作業の委託等により収入を得ていた。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が被害者の代理人として提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 8,300,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、9,500,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の右下肢には色素が沈着し、形状も目立つ手術痕が残ったこと。
②交通事故が、被害者がたまたま交通事故現場を差しかかったがために交通事故に巻込まれたものであり、被害者に責任がないこと。
③加害者らの被害者に対する交通事故後の対応には誠実さを欠く面があったことを否定できないこと。

以上、44歳主婦が交通事故により右膝関節機能障害等の後遺症により、後遺障害等級併合8級が認定された事案を、弁護士が解説しました。

交通事故で後遺障害等級8級が認定された事案は、弁護士にご相談ください。

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