後遺障害と死亡事故に特化。交通事故賠償に詳しい弁護士が解説。

交通事故により足指機能障害で9級15号、左足瘢痕で12級、左足の神経障害で12級13号、外傷後ストレス障害で12級13号、これらを併合して後遺障害等級併合8級に認定された事案

最終更新日 2015年 03月18日
監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所 代表社員 弁護士 谷原誠 監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所
代表社員 弁護士 谷原誠

交通事故で足指機能障害等の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説しました。

【交通事故の判決】

大阪地裁平成19年12月14日判決(自動車保険ジャーナル・第1736号・11)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合8級

【損害額合計】
59,307,593円

【慰謝料額】
9,960,000円

【交通事故の概要】
平成16年7月23日午後3時08分ころ、大阪市西区内の交差点を被害者が青信号で歩行横断中、右折してきた加害者の大型貨物自動車に衝突した。被害者は、左足デグロービング損傷(手袋を外すように皮膚が軟部組織ごとはぎ取られる外傷)、左第3、4中足骨骨折、左第3末節骨脱臼骨折、外傷後ストレス障害(PTSD)の傷害を負い、左足外傷については平成17年9月28日に、外傷後ストレス障害(PTSD)については平成17年7月28日に、それぞれ症状固定した。被害者の後遺障害は、足指機能障害で9級15号、左足瘢痕で12級、左足の神経障害で12級13号、外傷後ストレス障害(PTSD)で12級13号、これらを併合して後遺障害等級併合8級に認定された。
被害者は、交通事故当時11歳で、女子小学生である。
被害者両親が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 8,300,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、9,960,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の後遺障害の内容が多岐にわたり、かつ重篤であること。
②18歳に至るまで足の外傷についての経過観察や神経症状の継続治療を要すること。
③症状固定と診断された日以降も4回目の手術を受け、今後も手術を繰り返す可能性があり、就学にも差し支えること。
④醜状から裸足になることが困難であること。
⑤靴の選択を楽しむ機会が奪われたこと。
⑥まだ若年でこれからの生涯が長きにわたること。
⑦長期にわたる登校拒否と閉じこもりを生じ、被害者の社会性に与える影響も大きいと考えられることなど。

以上、11歳の女子が足指機能障害等の後遺症で後遺障害等級併合8級が認定された事案で、慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説しました。

後遺障害等級8級で慰謝料増額が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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