交通事故で、歯牙障害について13級4号、局所の疼痛について14級10号、肩甲部痛などの症状について12級12号、顔面三叉神経麻痺について12級12号、これらを併合して後遺障害等級併合11級に認定された事案

交通事故で、歯牙障害等の後遺症を残した事案について、慰謝料を増額した判例を、弁護士が解説しました。

【交通事故の判決】

東京地裁平成16年3月23日判決(自動車保険ジャーナル・第1556号・15)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合11級

【損害額合計】
50,362,194円

【慰謝料額】
5,900,000円

【交通事故の概要】
平成5年10月1日午後9時10分ころ、東京都港区内の片側2車線道路の渋滞車両の間を被害者が歩行で横断中、加害者の原付自転車に衝突された。被害者は、頸椎捻挫、顔面挫創、下門歯損傷、左7・8肋骨骨折、腰・背・下腹部挫傷、左上肢・両膝・下腿挫傷、全身打撲等の傷害を負い、平成7年11月30日に症状固定した。被害者の後遺障害は、歯牙障害について13級4号(既存障害14級の加重障害)、頸部痛や背部痛などの局所の疼痛について14級10号、肩甲部痛上肢シビレなどの症状について12級12号、顔面の三叉神経麻痺について12級12号、これらを併合して後遺障害等級併合11級に認定された。
被害者は、交通事故当時38歳の女性で、主婦兼女優・ホステスである。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 4,200,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、5,900,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①残存する後遺障害は生涯にわたり症状負荷の可能性があること。
②眼瞼下垂などによりホステス業および女優としての活動が困難になったこと。
③心理的なストレスがあること。
④歯牙障害があること。
⑤交通事故後の加害者側の対応を考慮した。

以上、交通事故で歯牙障害等により、後遺障害等級11級が認定された事案で、慰謝料を増額した判例を、弁護士が解説しました。

交通事故で後遺障害等級11級が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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