交通事故で頭部外傷後の記憶障害について12級12号、複視について12級相当、これらを併合して後遺障害等級併合11級に認定された事案

交通事故で頭部外傷後の後遺症について、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成18年9月27日判決(交通事故民事裁判例集39巻・5号・1321頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合11級

【損害額合計】
60,670,600円

【慰謝料額】
5,000,000円

【交通事故の概要】
平成15年1月3日午前2時ころ、千葉県下で被害者が知人Aを同乗させて普通乗用自動車を運転中、パトカーに追跡されていた加害者の普通乗用自動車が時速85㎞で赤信号を無視して交差点に進入してきて衝突した。同乗していた知人Aは死亡、被害者は、脳挫傷、肺挫傷、左鎖骨骨折、左腎破裂、慢性硬膜下血腫等の傷害を負い、平成16年5月29日に症状固定した。被害者の後遺障害は、頭部外傷後の記憶障害について12級12号、複視について12級相当、これらを併合して後遺障害等級併合11級に認定された。
被害者は、事故当時36歳の男性で、整形外科の勤務医師である。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 4,200,000円)

本件交通事故で、以下の事情から、5,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の後遺障害の内容、これに伴う日常生活への影響、本件交通事故の態様等を考慮した。

以上、被害者が整形外科の勤務医で、交通事故によって頭部外傷による後遺症が残った事案において、慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説しました。

頭部外傷による後遺症で慰謝料増額が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士