交通事故による顔面の外貌醜状で12級14号に認定された事案

交通事故により外貌醜状の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

浦和地裁平成6年7月15日判決(交通事故民事裁判例集27巻・4号・936頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級12級14号

【損害額合計】
13,170,432円(治療費を除く)

【慰謝料額】
5,500,000円

【交通事故の概要】
昭和62年7月1日、埼玉県川口市内の交差点において、被害者が、父親が運転する車両に同乗中、加害者の車両が赤信号を無視してブレーキを踏まずに交差点に進入して、被害者が同乗する車両と衝突した。被害者は、前額部・眉毛部挫創(瘢痕形成)、鼻根部・前額部及び右上眼瞼瘢痕拘縮並びにこれらによる醜形等の傷害を負った。被害者の後遺障害は、顔面の外貌醜状で12級14号に認定された。
被害者は、交通事故当時14歳の女子中学生である。
被害者の両親が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 2,900,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、5,500,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の顔面の外貌醜状の後遺障害が、前額部から鼻にかけて約3.5cm、右眉毛の下から鼻にかけて約1.5cm、前額部に約1.5cmの各線状痕でいずれも人目につく程度以上のものであり、これらの後遺障害の部位、程度、被害者の性別、年齢、婚姻の有無、その他諸般の事情を考慮した。

以上、交通事故により、14歳の女子中学生が外貌醜状等の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説しました。

外貌醜状による慰謝料増額で争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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