交通事故で、左肩関節の可動域制限、左肩関節の筋力低下、上腕骨頭の約3分の1の欠損で、後遺障害等級12級相当に認定された事案

交通事故で、左肩関節機能障害等の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例を、弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

名古屋地裁平成22年3月5日判決(自動車保険ジャーナル・第1826号・116)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級12級相当

【損害額合計】
14,974,962円

【慰謝料額】
3,500,000円

【交通事故の概要】
平成16年11月1日午後2時30分頃、岐阜県大垣市内を被害者が小型貨物自動車で走行中、対向車線を走行してきた加害者の普通乗用自動車がセンターラインオーバーをして正面衝突した。被害者は、頸椎捻挫、腰部右肩打撲、骨盤部打撲の傷害を負い、リハビリ開始後には、左肩化膿性滑液包炎を発症して手術を行い、平成18年5月18日に症状固定した。被害者の後遺障害は、左肩関節の可動域制限、左肩関節の筋力低下、上腕骨頭の約3分の1の欠損で、後遺障害等級12級相当に認定された。
被害者は、交通事故当時65歳の男性で、塗装会社の代表者である。
被害者は弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 2,900,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、3,500,000円の後遺症慰謝料を認めた。

・被害者の左肩関節の可動域制限は約8割とほぼ4分の3に近い制限を受けていること(おおむね後遺障害等級12級6号に該当)、その他に左肩関節の筋力低下(半減)や上腕骨頭の約3分の1の欠損があることからすれば、後遺障害等級12級相当であると認められること、そして、左肩関節の可動域制限以外に、左肩関節の筋力半減や上腕骨頭の3分の1の欠損があることなども考慮した。

以上、65歳の会社代表者が後遺障害等級12級が認定された事案について、弁護士が解説しました。

交通事故で、会社代表者の後遺障害で争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士