交通事故による右膝の疼痛で12級13号、遷延性抑うつ反応で14級9号、これらを併合して後遺障害等級併合12級に認定された事案

交通事故で右膝の疼痛等の後遺症を残した事案で、慰謝料を増額した事案を、弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成22年2月17日判決(交通事故民事裁判例集43巻・1号・210頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合12級

【損害額合計】
18,208,516円

【慰謝料額】
3,700,000円

【交通事故の概要】
平成18年6月6日午前7時27分頃、静岡県伊豆市内で被害者が自動二輪車を運転中、被害者を追い越そうとした加害者の普通乗用自動車が対向車を避けようとして被害者に衝突した。被害者は、右膝後十字靱帯損傷、右肩鎖骨関節挫傷、インピンジメント症候群、遷延性抑うつ反応、両肘部右膝部肥厚性瘢痕等の傷害を負い、右膝後十字靱帯損傷・右肩鎖骨関節挫傷・インピンジメント症候群については平成19年7月28日、遷延性抑うつ反応については平成19年7月28日、両肘部右膝部肥厚性瘢痕については平成19年9月5日にそれぞれ症状固定した。被害者の後遺障害は、右膝の疼痛で12級13号、遷延性抑うつ反応で14級9号、これらを併合して後遺障害等級併合12級に認定された。
被害者は、交通事故当時33歳の女性で、大学のデザインコースを卒業し、宮大工見習いをしていた。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士は被害者の代理人として提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 2,900,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、3,700,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①後遺障害等級の認定を受けた後遺障害のほかにも、女性である被害者の両肘と右膝に肥厚性瘢痕が残ったこと。
②後遺障害の影響により転職を余儀なくされたこと。

以上、33歳女性が交通事故により、疼痛等の後遺症により、後遺障害等級12級が認定された事案を弁護士が解説しました。

交通事故の後遺症慰謝料の増額が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士