交通事故で頭痛、頸部痛、左上肢の知覚障害等の神経症状が残り、後遺障害等級14級10号に認定された事案

交通事故で頭痛等の神経症状の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例について弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成13年8月29日判決(交通事故民事裁判例集34巻・4号・1133頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級14級10号

【損害額合計】
8,804,616円

【慰謝料額】
1,800,000円

【交通事故の概要】
平成10年7月20日午後8時55分ころ、横浜市戸塚区内で被害者が普通乗用自動車を運転中、加害者の普通乗用自動車に追突された。被害者は、頸椎捻挫、頭部打撲等の傷害を負い、平成11年1月31日に症状固定した。被害者には、頭痛、頸部痛、左上肢の知覚障害等の神経症状が残り、後遺障害等級14級10号に認定された。
被害者は、交通事故当時38歳の男性で、石工である。
被害者は弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 1,100,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、1,800,000円の後遺症慰謝料を認めた。

・被害者の後遺障害の内容、程度等のほか、被害者の石工という職業の仕事遂行上の特殊性(巧緻な手作業と集中力が不可欠であること)及び被害者の後遺障害部位(頭部、頸部、左上肢、左手)から、症状固定後も石工の仕事に復帰することができず、建築墨出測量に従事しており、被害者が中卒後唯一の生業としてきた石工の仕事に復帰することが困難な状況に置かれていることを考慮した。

以上、交通事故で頭痛等によって後遺障害等級14級が認定された事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説しました。

頭痛等による後遺障害で慰謝料増額が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士