交通事故で、右足関節の痛みの症状が残り後遺障害等級14級10号に認定された事案

交通事故で、右足関節痛みの後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁 平成15年6月24日判決(交通事故民事裁判例集36巻・3号・865頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級14級10号

【損害額合計】
5,099,914円

【慰謝料額】
2,500,000円

【交通事故の概要】
平成13年5月17日午後8時15分ころ、東京都新宿区内で被害者が横断歩道を歩行横断する際、加害者のタクシーが横断歩道上に停止していたため迂回して歩行していたところ、タクシーが発進して被害者に衝突し、被害者が転倒した。被害者は、右足関節捻挫ないし右足関節靱帯損傷の傷害を負い、平成13年7月27日に症状固定した。被害者には、寒冷時、運動時、長時間の起立時の右足関節の痛みの症状が残り、後遺障害等級14級10号に認定された。
被害者は、交通事故当時27歳の男性で、日本人の父、メキシコ人の母を持つメキシコ国籍で、メキシコ1部Aリーグのプロサッカーチームで活躍するゴールキーパーであり、日本に戻ってからは希望のJリーグチームの外人枠での入団の目処が立たないため、他チームを探しながらトレーニングを行い、アルバイトをしていた。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が被害者の代理人として提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 1,100,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、2,500,000円の後遺症慰謝料を認めた。

・被害者は、メキシコの1部Aリーグで活躍していた実績を有するプロサッカー選手であり、将来においても、数年間はいずれかのチームでプロサッカー選手(ゴールキーパー)として活躍する機会があったものと推測されるにもかかわらず、本件事故によって、事実上、プロサッカー選手としての選手生命を絶たれたものであること。

以上、交通事故でプロサッカー選手が後遺症を残した事案について、弁護士が解説しました。

交通事故でプロスポーツ選手の後遺障害が問題になった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士