交通事故で、左手の振戦などの症状が残り、後遺障害等級14級10号に認定された事案

交通事故で、左手に神経症状の後遺症を残した事案で、慰謝料を増額した判例を、弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

甲府地裁 平成17年10月12日判決(自動車保険ジャーナル・第1640号・16)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級14級10号

【損害額合計】
17,556,789円

【慰謝料額】
2,100,000円

【交通事故の概要】
平成12年3月9日、山梨県内で被害者が普通乗用自動車を運転中、加害者の普通乗用自動車に追突された。被害者は、頸椎捻挫ないし外傷性頸部症候群の傷害を負い、平成15年3月10日に症状固定した。被害者には、頸部痛・後頭部痛・眼精疲労、また被害者は眼科医であるが、手術をしようとする際の左手の振戦などの症状が残り、後遺障害等級14級10号に認定された。
被害者は、交通事故当時30歳の女性で、上述のとおり眼科医(公務員)である。
被害者は弁護士に依頼し、弁護士が被害者の代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 1,100,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、2,100,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者は、現在も頸部痛、後頭部痛、眼精疲労を感じており、眼科医として手術をしようとすると左手の振戦が現れるなどしており、本件事故前は、眼科医として数多くの手術をこなしていたが、本件事故後はこの左手の振戦により手術ができなくなり、手術をあきらめ研究職の眼科医に転向せざるをえなくなったこと。
②眼科医としての手術ができなくなったことにより、収入が減少したこと。

以上、30歳女性公務員が、交通事故により、左手に神経症状を残して後遺障害等級14級が認定された事案を、弁護士が解説しました。

公務員の後遺障害が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士