交通事故で腰部痛の神経症状が残り、後遺障害等級14級10号に認定された事案

交通事故で神経症状が残った事案で、慰謝料を増額した判決を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

京都地裁 平成18年6月9日判決(自動車保険ジャーナル・第1663号・19)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級14級10号

【損害額合計】
7,425,223円

【慰謝料額】
1,650,000円

【交通事故の概要】
平成13年5月28日午前0時ころ、京都市中京区内の幹線道路の交差点の横断歩道を、被害者が自転車に乗り青信号に従って横断中、右折してきた加害者の普通乗用自動車に衝突された。被害者は、腰背部・臀部打撲、頸部捻挫等の傷害を負い、平成14年12月27日に症状固定した。被害者には、腰部痛の神経症状が残り、後遺障害等級14級10号に認定された。
被害者は、交通事故当時21歳の女性で、理容師であったが、事故後腰痛がひどくなったため、後に退職し、その後は派遣アルバイトをしている。
被害者は弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 1,100,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、1,650,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者の後遺障害は、後遺障害等級12級12号に相当する程度であるとまでは認められないが、腰椎に関する他覚的所見が退行性の変性と確定的に診断することまではできないこと。
②被害者の訴える腰痛が、少なくとも交通事故による被害者の受傷以降に顕在化したものであることは否定できないこと。

以上、21歳理容師が、交通事故により後遺障害等級14級が認定された事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説しました。

後遺症で慰謝料増額が争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士