54歳男性の死亡事故判例

54歳男性の死亡事故の判例について、弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成16年2月25日判決(自保ジャーナル1556号・13頁)

【死亡・後遺障害等級】
死亡事故

【損害額合計】
5923万7220円

【慰謝料額】
合計3600万円
死亡慰謝料の本人分として2600万円
妻と母に、各500万円の固有の慰謝料

【事案の概要】

平成14年5月4日午前5時ころ、神奈川県相模原市の道路において、制限速度を20キロメートル超過する速度で進行する加害車両が、右前方に暴走し対向車線上に侵入し、被害車両の前方右部に衝突し、被害者を死亡させた。
被害者は、事故当時54歳である。原告は、被害者の妻と母の2名である。
原告が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準は、2800万円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、3600万円の死亡慰謝料を認めた。
①加害者が、酒気を帯び、アルコールの影響により正常な運転ができない状態で加害車両を運転し、センターラインオーバーさせて、本件事故を生じさせたこと。
②被害者には、何らの過失もないこと。
③被害者が、横転した被害車両内に重傷を負って閉じ込められていたにもかかわらず、特段負傷していない加害者が、救急車が来るまでの約20分間、携帯電話を掛けたり、小便をしたり、煙草を吸ったりするだけで、救助活動を一切しなかったこと。
④加害者が、捜査段階において、自らの罪を免れるため、被害者がセンターラインを先にオーバーしてきたなどと不自然な供述をしたこと。

以上、54歳男性の交通事故判例について、弁護士が解説しました。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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