追突事故における死亡事故の慰謝料判例

追突事故における交通事故の判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

大阪地裁平成22年5月26日判決(交通事故民事裁判例集43巻・第3号・678頁)

【死亡・後遺障害等級】
死亡事故

【損害額合計】
5468万237円

【慰謝料額】
合計3500万円。
死亡慰謝料の本人分として2800万円
妻500万円、子2人に各100万円の固有の慰謝料

【交通事故の概要】
平成18年2月13日午前5時50分ころ、京都府宇治市の道路において、加害車両のタンクローリーが渋滞停車中の車列に追突し、そのまま被害車両等に次々に衝突したため、損壊した車両の燃料タンクからガソリンが流出して引火し、被害車両を炎上させ、被害者を死亡させた。
被害者は、事故当時32歳の運輸会社ドライバーである。
原告は、被害者の妻と子2名の計3名である。
原告が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準は、2800万円)
本件交通事故では、以下の事情から、合計で、3500万円の死亡慰謝料を認めた。
(なお、本件訴訟の当事者となっていない被害者の両親が、自賠責保険から176万円余を受け取っている。)
①死者3名、負傷者6名という極めて重大かつ悲惨な事故であったこと。
②加害者が所属していた会社において、恒常的にされていたともいえる過重労働が事故原因の一因となったことに加え、本件事故後、加害者が、上司の指示により、本件事故の原因を偽って捜査機関に供述したこと。
③加害者の会社の代表取締役も、居眠り運転で事故を起こしたとしても居眠りが原因ではないように言い、事故原因を偽るよう運転手に指示したことがあったこと。
④本件事故当時、被害者の妻は妊娠の初期段階であり、本件事故により精神的に不安定になり、体調も悪化したこと。

以上、追突事故における交通事故の判例について、弁護士が解説しました。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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