37歳男性の死亡事故で慰謝料を増額した判例

37歳の男性の交通事故の判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

さいたま地裁 平成19年11月30日判決(交通事故民事裁判例集40巻・6号・1558頁)

【死亡・後遺障害等級】
死亡事故

【損害額合計】
144,375,000円

【慰謝料額】
合計36,000,000円
死亡慰謝料の本人分として、25,000,000円
被害者の妻に、3,000,000円
被害者の子3人に、各2,000,000円
被害者の父母に、各1,000,000円

【交通事故の概要】
平成15年8月10日午後2時40分ころ、埼玉県内で、被害者が、妻、長女、二女、長男を同乗させて自家用軽4輪貨物車を運転中、加害者の普通乗用自動車が中央線を越えてきて正面衝突し、被害者と長男が死亡し、妻、長女、二女がそれぞれ重傷を負った。
被害者は、交通事故当時37歳の男性で、妻の父が経営する土木建設会社に勤務していた。
原告は、被害者の妻、子、父母である。
原告が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 一家の支柱 28,000,000円)

本件交通事故で、以下の事情から、合計で、36,000,000円の死亡慰謝料を認めた。

①本件事故態様は、加害車両が対向車線へ進出したために被害車両と正面衝突したというものであり、被害者には全く非がない事故であったこと。
②本件事故時、加害者は、無免許、飲酒、居眠運転をしていたこと。
③加害者は、本件事故直後被害車両に乗車する者を救助しなかったこと。
④加害者は、同乗者に対して、運転者について虚偽の供述をするよう求めていたこと。
⑤加害者は、本件事故後、自分は運転していないなどと虚偽の供述を繰り返したこと。
⑥加害者は、謝罪の意を示しながら金銭的には支払をしていないこと。
⑦被害者と長男が死亡し、被害者の妻は全治約3か月を要する右大腿骨転子下骨折、右尺骨骨幹部骨折、左恥骨座骨骨折等の傷害、被害者の長女は約3週間の加療を要する右第5趾骨折等の傷害、被害者の次女は全治約6か月を要する頭蓋骨骨折、外傷性脳内出血、外傷性くも膜下出血、左半身麻ひ等の傷害を負うなど、一家全体に重大な結果が生じていること。

以上、37歳男性の交通事故で慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説しました。

死亡事故でお悩みのご遺族は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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