後遺障害と死亡事故に特化。交通事故賠償に詳しい弁護士が解説。

17歳男性の死亡事故で慰謝料を増額した判例

17歳男性の交通事故の判例について、弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

大阪地裁 平成18年2月16日判決(交通事故民事裁判例集39巻・1号・205頁)

【死亡・後遺障害等級】
死亡事故

【損害額合計】
110,912,524円

【慰謝料額】
合計39,000,000円
死亡慰謝料の本人分として、30,000,000円
被害者の両親に、各3,000,000円
被害者の妹に、3,000,000円

【交通事故の概要】
平成15年1月22日午後9時40分ころ、大阪市住之江区内の交差点を、被害者が自転車に乗り青信号に従い横断中、飲酒運転の加害者の普通貨物自動車が赤信号を無視して交差点に進入し、被害者に衝突した。被害者は、脳挫傷を伴う右側頭部頭蓋骨骨折の傷害を負い、交通事故当日午後10時50分ころ死亡した。
被害者は、事故当時17歳の男子高校生で、アルバイトをしていた。
原告は、被害者の両親、妹である。
原告が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 独身の男女 20,000,000円~22,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、39,000,000円の死亡慰謝料を認めた。

①加害者は、昭和59年ころ免許取消処分を受けたにもかかわらず、その後免許を取得しないまま、平成13年2月ころ加害車両を購入し、毎日の通勤に使用しており、本件交通事故も無免許運転で発生したものであること。
②加害者は、飲酒運転が常態化しており、本件交通事故も、飲酒の影響で正常な運転ができない程の酩酊状態における運転で発生したものであること。
③加害者は、同乗者が制したにもかかわらず、赤信号を無視して本件交差点に進入し、本件事故を発生させたものであること。それに対し、被害者は青信号に従って横断歩道上を自転車で横断走行していたものであって何の落ち度もないこと。
④加害者は、衝突後、頭部から大量の血を流して倒れている被害者に対して、「危ないやないか」などと怒鳴りつけ、衣服の一部を引っ張るように持ち上げて揺すり、投げ捨てるように元に戻したこと。

以上、17歳男性の交通事故で慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説しました。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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