24歳女性の死亡事故で慰謝料を増額した判例<弁護士解説>

24歳女性の交通事故の判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

大阪高裁 平成14年4月17日判決(交通事故民事裁判例集35巻・2号・323頁)

【死亡・後遺障害等級】
死亡事故

【損害額合計】
73,950,896円

【慰謝料額】
合計24,000,000円
死亡慰謝料の本人分として、20,000,000円
被害者の父親に、1,000,000円
被害者の母親に、30,000,000円

【交通事故の概要】
平成9年10月2日午後11時50分ころ、奈良県生駒市内の道路を被害者が自転車で走行中、正面から走行してきた加害者の原動機付自転車と衝突し、被害者が死亡した。
被害者は、交通事故当時24歳の女性で、独身、飲食店勤務であった。
原告は、被害者の両親である。
原告が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 独身の男女 20,000,000円~22,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、24,000,000円の死亡慰謝料を認めた。

・被害者の母親は、本件交通事故によって娘を失ったことを契機として、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に罹患し、事故日から平成10年9月ころまでの間、これに起因する呼吸困難、視力障害、睡眠障害、体重減少、下痢、発熱、決断力低下、場所・人の感覚喪失、混乱、悪夢、悲しみ、引きこもり、食欲低下等々の症状を呈し、同年10月以降収まっていく傾向は見られたものの、同時期以降も通院を続けていることが認められること。

以上、24歳女性の交通事故で、慰謝料を増額した判例について、弁護士が解説しました。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士