交通事故で脳挫傷により寝たきりの状態となり、後遺障害等級1級1号に認定された事案

交通事故で脳挫傷により寝たきりの状態となった事案について、慰謝料を増額した判決を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

長野地裁 平成18年11月15日判決(自動車保険ジャーナル・第1675号・9)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級1級1号

【損害額合計】
223,157,401円

【慰謝料額】
合計35,000,000円
後遺症慰謝料の本人分として、28,000,000円
夫に3,000,000円
長女及び養子となった長女の夫に各2,000,000円

【交通事故の概要】
平成15年2月9日午後0時10分ころ、新潟県新井市内の信号のないT字路交差点を、被害者が普通乗用自動車で私道から右折し国道に進入しようとしたところ、国道を直進してきた加害者の普通乗用自動車に衝突された。被害者は、外傷性脳内血腫、脳挫傷、肺挫傷、多発性肋骨骨折、右腎破裂の傷害を負い、平成15年8月31日に症状固定した。被害者は、脳挫傷により寝たきりの状態となり、後遺障害等級1級1号に認定された。
被害者は、交通事故当時59歳の女性で、主婦である。
原告は、被害者、被害者の夫、被害者の長女夫婦である。
原告らが弁護士に依頼し、弁護士が原告らの代理人として提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 28,000,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、35,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者が脳挫傷による傷害により後遺障害等級1級1号の認定を受け、被害者の夫は妻との意思疎通を図ることすら困難となり、妻が死亡したのにも比肩すべき精神的苦痛を受けたことが認められること。
②被害者の長女及び養子となった長女の夫は、被害者が受けた脳挫傷により、親子の意思疎通を図ることが困難となり、親が死亡したのにも比肩すべき精神的苦痛を受けたことが認められること。

以上、交通事故で寝たきりになった事案について、弁護士が解説しました。

交通事故で寝たきりになって、後遺障害等級1級が認定された時は弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
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