交通事故で四肢麻痺、膀胱障害等の障害が残り、後遺障害等級3級に認定された事案

交通事故で四肢麻痺等の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判決を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁 平成2年8月23日判決(自動車保険ジャーナル・第888号・2)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級3級

【損害額合計】
49,652,142円

【慰謝料額】
合計20,000,000円
後遺症慰謝料の本人分として、18,000,000円
被害者の妻に、1,000,000円
被害者の子5人に、各200,000円

【交通事故の概要】
昭和62年3月31日午後10時28分頃、埼玉県川口市内の交差点の歩道で、被害者が知人と信号待ちをしていたところ、被害者が唾を吐く格好で前のめりに頭を下げたところを、加害者が運転するバスに衝突された。被害者は、頸髄損傷、四肢麻痺、頭蓋骨陥没骨折等の傷害を負い、昭和63年4月5日に症状固定した。被害者には、四肢麻痺、膀胱障害等の障害が残り、後遺障害等級3級に認定された。
被害者は、交通事故当時68歳の男性で、会社員である。
原告は、被害者、被害者の妻、被害者の子5人である。
原告ら5人が弁護士に依頼し、弁護士が原告らを代理して提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 19,900,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、合計で、20,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

・被害者の妻、子らは、被害者が交通事故により頸髄損傷等の傷害を負い、四肢麻痺となり、寝たきりの状態となったため、排便、排尿、寝返り等の介護にあたり、被害者の傷害の程度等からして、その被った精神的苦痛は、被害者の生命が害された場合に比肩されること。

以上、交通事故で四肢麻痺等の後遺症が残った事案を弁護士が解説しました。

交通事故で四肢麻痺等の後遺症が残り、後遺障害等級3級うが認定された時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士