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T字路の交通事故による過失割合や修正要素を解説

最終更新日 2026年 01月28日

T字路の交通事故による過失割合や修正要素を解説

この記事を読むとわかること

T字路の交通事故は、優先関係が複雑になりやすく、十字路の事故と比べて過失割合の判断が難しい傾向があります。

過失割合は慰謝料や損害賠償金の額に大きく影響するため、被害者側も状況に応じて適切な主張を行うことが求められます。

本記事では、T字路における優先関係の基本から、過失割合の考え方、ケース別の判断基準について解説します。

T字路ではどちらの道や車が
優先されるのか

T字路(丁字路)では、優先道路の有無や一時停止規制(標識)の有無、直進車と右左折車の状況などによって優先関係が決まります。

基本的には、直進している車が優先されるため、突き当り路から右折または左折する車は、直進車の進行を妨げないように進路を譲る必要があります。

道路標識等で一時停止規制がある場合は、必ず停止して安全確認を行う義務があり、これを怠ると過失割合が高くなります。

信号機がなく優先道路の判断ができないT字路では、左側から交差点に進入した車が優先される「左方優先」の考え方に基づいて判断されます。

交通事故における
過失割合の考え方

交通事故の過失割合は、事故が発生した場所や当事者の状況によって変動します。

被害者が適切な補償を受けるためには、過失割合がどのように決まるのかを理解しておくことも重要です。

過失割合の決め方と判断基準

過失割合とは、交通事故が発生した際に当事者が負うべき責任の程度を数値で示したものです。

たとえば、過失割合10対0は、加害者に事故の全面的な責任があることを意味します。

一方、加害者に主な責任があるものの、被害者にも一定の過失があると判断される場合には、過失割合が9対1や8対2などになります。

過失割合は、示談交渉においては当事者同士が話し合って決めることになります。

当事者間で合意できない場合は、裁判となり、裁判所が決定することになります。

基本過失割合は、過去の裁判例などを基準に示されています。

しかし、似たような事故でも実際の状況は個々に異なるため、最終的な過失割合については、修正要素を加味したうえで判断されます。

過失割合の修正要素

修正要素とは、事故の個別事情に応じて基本過失割合を加算または減算する要素です。

たとえば、基本過失割合が8対2のケースでも、加害者に飲酒運転などの修正要素がある場合には、加害者側の過失が加算され、最終的な過失割合が10対0に修正されることがあります。

一方で、被害者にわき見運転や安全確認不足などの修正要素があった場合には、被害者側の過失が加算されることになるので注意が必要です。

【ケース別に解説】
T字路の交通事故の
過失割合と修正要素

T字路の交通事故では、道路状況や当事者の行動によって過失割合が大きく変わります。

ここでは、代表的なケースにおける過失割合と、状況に応じて適用される修正要素について解説します。

直進車と右折車の交通事故

T字路で直進車と右折車が衝突した場合、基本的には右折車側の過失が高くなります。

以下のケースを想定して解説します。

一つずつ詳しく解説します。

道幅が同程度の場合

直進車と右折車の道幅が同程度の場合、基本過失割合は「右折車:直進車 = 7:3」となります。

右折車は、直進車の存在を確認したうえで安全に進入しなければならないため、過失割合が高くなります。

一方で、直進車も交差点内で左右の見通しがきかない部分を通行しようとするときは徐行しなければならないため、横から突っ込まれた場合でも一定の過失があると判断されます。

直進車側の道幅が明らかに広い場合

直進車の道幅が右折車の道路より明らかに広い場合、基本過失割合は「右折車:直進車 = 8:2」となります。

「明らかに広い」とは、客観的に見ても幅員差が大きい状態をいい、単に直進車側の道路が少し広いだけでは該当しません。

道幅が同程度のケースより右折車側の過失が大きく評価されますが、直進車にも一定の過失があると判断されます。

右折車側に一時停止規制がある場合

右折車側に一時停止規制がある場合、基本過失割合は「右折車:直進車 = 8.5:1.5」となります。

一時停止規制がある側の車は、交差道路を通行する車両等の進行を妨げてはならないため、規制がないケースよりも右折車側の過失が大きく評価されます。

直進車側が優先道路を
走行していた場合

直進車が優先道路を走行していた場合、基本過失割合は「右折車:直進車 = 9:1」となります。

優先道路を走行する車には徐行義務がないため、他のケースと比べて右折車側の過失がより大きく評価されます。

右折車同士の交通事故

右折車同士の交通事故では、直進車と右折車の事故とは異なる基準で過失割合が判断されます。

以下のケースを想定して解説します。

一つずつ詳しく解説します。

道幅が同程度の場合

道幅が同程度のT字路で右折車同士の交通事故が発生した場合、基本過失割合は「突き当り路からの右折車:直進路からの右折車 = 6:4」となります。

交通ルールには「左方優先」の考え方があるため、双方が右折した際に発生した事故では、突き当り路から右折した車の過失割合が大きくなります。

直進路側の道幅が明らかに広い場合

直進路側の道幅が明らかに広いT字路で右折車同士の交通事故が発生した場合、基本過失割合は「狭路からの右折車:広路からの右折車 = 7:3」となります。

狭い道路から進入した側の過失が大きく評価されますが、広い道路を走行していた車側にも一定の過失があると判断されます。

突き当り路側に
一時停止規制がある場合

突き当り路側に一時停止規制があるT字路で右折車同士の交通事故が発生した場合、基本過失割合は「突き当り路からの右折車:直進路からの右折車 = 7.5:2.5」となります。

突き当り路から右折する車は一時停止義務に違反しているため、過失割合が大きく評価されます。

直進路側が優先道路を
走行していた場合

直進路側が優先道路であるT字路で右折車同士の交通事故が発生した場合、基本過失割合は「非優先道路からの右折車:優先道路からの右折車 = 8:2」となります。

優先道路を走行する車には原則として交差点での徐行義務がないため、非優先道路側の右折車の過失が大きく評価されます。

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T字路の交通事故における
修正要素

T字路の交通事故における修正要素としては、次の4種類が挙げられます。

一つずつ詳しく解説します。

明らかな先入

明らかな先入」とは、突き当り路から右左折する車が先に交差点へ進入しており、直進路を走行する車が、すぐに制動または方向転換の措置をとれば容易に衝突を回避できたと判断されるケースをいいます。

この場合には、直進車側の過失割合が加算され、右左折車側の過失割合が減算されます。

一時停止後進入

一時停止後進入」とは、一時停止規制のある道路を走行する車が、一時停止と安全確認を行った後に交差点に進入した状況をいいます。

一時停止規制がある場合の基本過失割合は、一時停止義務違反があることを前提としています。

そのため、一時停止後進入に該当する場合には、一時停止規制のある側の過失割合が減算されます。

著しい過失

著しい過失」とは、通常想定される不注意の範囲を超えた過失をいいます。

交通事故の被害者であっても、わき見運転や携帯電話の使用などがあった場合には、過失割合が加算されるため注意が必要です。

<著しい過失に該当する主な行為>

  • わき見運転
  • ハンドル・ブレーキの操作が
    著しく不適切であった
  • 携帯電話の使用
  • 時速15㎞以上30㎞未満の速度違反
    (一般道路)
  • 酒気帯び運転

重過失

「重過失」とは、故意に近いほどの重大な過失をいいます。

居眠り運転や無免許運転などが該当し、重過失が認められた側の過失割合は大きく加算されます。

<重過失に該当する主な行為>

  • 酒酔い運転
  • 居眠り運転
  • 無免許運転
  • 時速30㎞以上の速度違反(一般道路)
  • 過労・病気・薬物の影響で
    正常な運転が困難な状態での運転

T字路の交通事故の過失割合が
10対0になるケース

T字路の交通事故では、被害者にも一定の過失があると判断されることが多く、過失割合が10対0となるケースは多くありません。

しかし、事故状況によっては、最終的な過失割合が「加害者:被害者 = 10:0」と判断される可能性があります。

たとえば、直進車が優先道路を走行している状況で、交差点に進入してきた右折車と衝突した場合の基本過失割合は「右折車:直進車 = 9:1」とされていますが、加害者側にわき見運転などの著しい過失があった場合には、過失割合が「10:0」に修正されることがあります。

また、加害者に重過失があった場合には、加害者側の過失が2割加算されるため、「加害者:被害者 = 8:2」のケースであっても、最終的に「10:0」と判断される可能性があります。

過失割合10対0を主張する際の
注意点

過失割合10対0を認めてもらうためには、事故状況の立証だけでなく、交渉の進め方にも注意が必要です。

事故状況を示す証拠は
確実に残すこと

加害者側は、過失割合が小さくなるほど慰謝料や損害賠償金の負担が減るため、全面的に非を認めないこともあります。

そのため、たとえ加害者に大半の原因があるケースであっても、過失割合を判断するには、事故状況を客観的に示す証拠が欠かせません。

たとえば、ドライブレコーダーの映像は、衝突の瞬間や走行位置を明確に示す有力な記録となります。

ドライブレコーダーで確認できない部分がある場合には、スマホなどで現場の状況を写真として残し、補完することが大切です。

また、適切な補償を受けるためにも、事故後は必ず警察へ届け出てください。

そのうえで、自動車安全運転センターから「交通事故証明書」の交付を受けておくことが重要です。

T字路の交通事故の対応は
弁護士に要相談

交通事故で被った損害に対する適切な補償を受けるには、専門的な知識を持つ弁護士に相談することが望ましいです。

T字路の交通事故では、優先関係や過失割合の判断が複雑になりやすく、被害者自身が示談交渉を行う場合、不利な扱いを受ける可能性があります。

特に、過失割合の主張が争われるケースでは、証拠の整理や主張の組み立てが重要となるため、被害者が単独で対応するのは容易ではありません。

弁護士に示談交渉を依頼すれば、精神的な負担を抱えずに済みますし、治療や生活の再建に集中できます。

怪我をした状態で事故対応を進めるのは難しいため、早期に弁護士への相談を検討してください。

T字路の交通事故による過失割合や修正要素でお困りの場合は、まずは一度、みらい総合法律事務所の無料相談をご利用ください。

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監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所
代表社員 弁護士 谷原誠
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