交通事故による右環指(薬指)PIP関節の可動域制限で後遺障害等級12級9号に認定された事案

交通事故で右薬指の可動域制限等の後遺症が残った事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説します。

【交通事故の判決】

東京地裁平成16年12月1日判決(自動車保険ジャーナル・第1588号・16)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級12級9号

【損害額合計】
13,579,349円

【慰謝料額】
3,500,000円

【交通事故の概要】
平成13年9月14日午後2時ころ、東京都中央区内の片側3車線道路の交差点手前を被害者が自動二輪車で走行中、停車していた加害者のタクシーがドアを開けたため衝突した。被害者は、右第4指挫滅創、右第4指中節骨解放骨折の傷害を負い、平成14年8月28日に症状固定した。被害者の後遺障害は、右環指(薬指)PIP関節の可動域制限で後遺障害等級12級9号に認定された。
被害者は、交通事故当時50歳の男性で、かつてプロのベーシストとして活動後、再度プロを目指してアルバイトをしながらベース奏者に師事し練習に励んでいた。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が被害者の代理人として提訴した。

【判例要旨】

(裁判基準額 2,900,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、3,500,000円の後遺症慰謝料を認めた。

・被害者が、齢40歳を過ぎながらも一念発起して、将来音楽で生計を立てることを目指し、低収入に甘んじながらベースの練習に励んでいたが、交通事故に遭い、貴重な時間を失うとともに、右手指全部を駆使した楽器の演奏に支障をきたしたこと。

以上、交通事故で50歳の男性ミュージシャンが後遺障害等級12級が認定された事案を弁護士が解説しました。

後遺障害等級が認定されて、慰謝料を増額主張する場合は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士