【遅延損害金】交通事故の損害賠償金について、遅延損害金を請求することはできますか?<弁護士解説>

最終更新日 2019年 05月06日
執筆:みらい総合法律事務所 弁護士 谷原誠

交通事故における遅延損害金について、弁護士が説明します。

遅延損害金とは、債務の履行を遅滞した場合に支払わなければならない損害賠償金のことをいいます。

交通事故による損害賠償金についても、遅延損害金は認められます。

遅延損害金の金額は、損害賠償額に対し、年利5%で算定されます。

不法行為の損害賠償債務については、損害の発生とともに遅滞に陥ると解釈されますので、交通事故の損害賠償債務の起算日は、事故日となります。

交通事故で、自賠責から支払われた保険金については、事故日から保険金支払日までの年利5%の遅延損害金を請求することもできます(確定遅延損害金)。

たとえば、死亡事故で、損害賠償額が5000万円の場合に、事故の1年後に死亡に対する自賠責保険金3000万円の支払を受けた場合、残額2000万円に対する事故日からの遅延損害金の他に、自賠責から支払を受けた3000万円に対する事故日から保険金支払日までの1年分の確定遅延損害金150万円の支払を請求することができます。

遅延損害金が認められるのは、裁判を行った場合です。

交渉の場合は加害者の同意が必要となるので、認められにくいでしょう。

また、交通事故紛争処理センターや日本弁護士連合会交通事故相談センターの示談斡旋の場合は、慣行として遅延損害金は認められていません。

したがって、遅延損害金を求めるならば、弁護士に依頼して裁判をすることになるでしょう。

以上、交通事故における遅延損害金について、弁護士が解説しました。

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