後遺障害と死亡事故に特化。交通事故賠償に詳しい弁護士が解説。

交通事故で、肛門周囲裂創に伴う人工肛門設置について9級11号、骨盤骨変形について12級5号、これらを併合して後遺障害等級併合8級に認定された事案

最終更新日 2015年 03月17日
監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所 代表社員 弁護士 谷原誠 監修者:弁護士法人みらい総合法律事務所
代表社員 弁護士 谷原誠

交通事故で、骨盤骨変形等の後遺症を残した事案で、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説しました。

【交通事故の判決】

大阪地裁平成17年1月31日判決(交通事故民事裁判例集38巻・1号・187頁)

【死亡・後遺障害等級】
後遺障害等級併合8級

【損害額合計】
58,230,728円

【慰謝料額】
12,000,000円

【交通事故の概要】
平成9年9月30日午前7時20分ころ、大阪市長田区内で被害者が自転車で走行中、被害者の横を走行していた加害者の大型バスと接触し、被害者が転倒した。被害者は、骨盤骨折、多発性肋骨骨折、右足関節外顆骨折、肛門周囲裂創、肺挫傷等の傷害を負い、平成
12年9月11日に症状固定した。被害者の後遺障害は、肛門周囲裂創に伴う人工肛門設置について9級11号、骨盤骨変形について12級5号、これらを併合して後遺障害等級併合8級に認定された。
被害者は、交通事故当時19歳の女性で、アルバイトをしていた。
被害者が弁護士に依頼し、弁護士が代理人として提訴。

【判例要旨】

(裁判基準額 8,300,000円)

本件交通事故では、以下の事情から、12,000,000円の後遺症慰謝料を認めた。

①被害者が、女性でありながら生涯にわたり人工肛門を装着しなければならないこと。
②骨盤骨の変形によって、産道が狭窄し、通常分娩が困難な状況にあるといえること。
③腹部や大腿部などに複数の醜状痕を残していること。

以上、交通事故で人工肛門設置等により、後遺障害等級併合8級が認定された事案について、慰謝料を増額した判例を弁護士が解説しました。

交通事故で後遺障害等級併合8級で争いになった時は、弁護士にご相談ください。

「交通事故の被害者が弁護士に相談すべき7つの理由と2つの注意点」は、こちらです。
交通事故弁護士

無料相談対象(取扱事案)について
知らないと損する必須知識
  • 後遺症編
  • 死亡事故編